自分で庭の芝生張りしてみた

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自分で庭の芝生張りしてみた
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庭の土のままの部分に防草シートだけ敷いて数年間放置していたのですが、
防草シートがボロボロになり、子どもも少し大きくなってきたので、
庭でサッカーなどして遊べるように自分で芝生張りしてみました。
(実際に芝張りをしたのは一年前の2022年です)

庭づくりは全くの初心者でしたが、思ったよりも上手く張れて、
狙い通り庭の芝生でサッカーをしたり、プールの合間に裸足で走り回ったりと、
子どもとたくさん遊んで楽しめました。
なかなかできない芝生でのサッカーを日常的に楽しめるのが満足度高いです。

この記事では芝生を張った時の手順と使用した道具、
自分なりの年間のメンテナンス方法を紹介します。

芝生の張り方

  1. 土作り
    土作り

    場所柄なのか庭が結構な粘土質で水はけが悪い状態でした。
    芝生を張るにはある程度土をやわらかくして水はけを良くする必要があるようなので、
    雑草をある程度抜いてから地道に掘り返していきました。

    さらに大小様々な石とレンガや植木鉢の破片まで埋まっている状態だったので、
    ふるいにかけて不要物の除去と土の塊を砕いていきました。

    適当に掘り返すだけで土がやわらかくなると甘く考えていたのですが、
    それではすぐにかたくなってしまったため、
    結局10センチ以上は掘り返した土をほぼ全てふるいにかけていきました。
    ここが地道な作業で時間も労力も使うため、一番大変な作業でした。

    • 使ったもの
      • ショベル
        サビ回避のためにステンレスのものを選びました。
        一年経過時点では期待通りサビついていません。


      • 粘土質な土を少しは改善しようと混ぜ込みました。
        まともに改善するにはもう少し必要な気がします。

        • パーライト
          12Lほど使いました。

        • ホームセンターで購入したものを18kgぐらい使いました。

  2. 整地

    整地

    以前から大雨時には水溜まりができるなど水はけが悪そうなので、
    敷地外の排水溝に向けて若干の傾斜をつけて整地しました。

    排水溝や雨水を排水するための浸水桝などの排水設備に向けて傾斜をつけておくと、
    水溜まりができて芝が傷むのを防止できます。

    トンボを使って土をならしましたが、平らにするのはなかなか難しかったです。
    野球などでグラウンド整備に慣れていれば上手くできるのかもしれませんが。。

    • 使ったもの
      • トンボ(代かき)
        サビ回避のためにアルミのものを使いました。
        強度に若干不安がありましたが、整地程度では全く問題なかったです。
  3. 芝生の準備

    芝生の準備

    姫高麗芝やTM9という、より綺麗な芝生になりそうな品種にも惹かれましたが、
    今回は楽天市場の店舗でオーソドックスな高麗芝を20平方メートル分購入しました。
    こちらの品種であればホームセンターにも毎年並んでいます。

    芝張り時(5月下旬)はホームセンターに高麗芝が並ぶ時期から遅れていて、
    ほぼ茶色一色で枯れかけてそうなものしか残っていなかったため、
    新鮮な緑の芝生を手に入れるためにこちらを利用しました。

    芝生が出始めた頃(4月上旬頃)にホームセンターで購入するのが最も安いと思います。
    (1平方メートル500円前後)

    ただ、芝生は結構重い上にどうしても土で汚れてしまうので、
    積み込みの労力や車の掃除などの手間を考えると通販での購入もありだと思います。
    1平方メートルあたりの値段は3倍ちょっとしましたが、とにかく楽です。

    発送タイミングが天候次第で配送日を指定できなかったりするため、
    配送日時が決まってからその休暇を取るなどの対応が必要になる可能性はありますが、
    ひとまず受け取りさえ出来れば数日間庭に置いておいて週末に対応することもできます。

    どうしても鮮度は落ちるし天候によっては保管に困ったりするので、
    早めに芝張りをしてしまった方が良いとは思いますが。

  4. 芝張り

    芝張り直後

    今回はすぐに芝生で埋めて欲しいこともあり、隙間を開けずに並べました。
    若干隙間を開けて並べる方法よりも芝生が必要となるためコストはかかりますが、
    隙間を埋めていく期間を気長に待たなくて済みます。
    一列ずつ芝を半分ずらして配置することで、継ぎ目が早く目立たなくなる気がします。

    微妙な隙間も芝生のマットを切り貼りして並べることで問題なく埋まるので、
    複雑な形の場所があっても問題なく埋められます。
    実際端の部分にかなり細長く切ったマットも配置しましたが、問題なく育ちました。

    • 使ったもの
      • 芝の目土
        並べた隙間を埋めたり、芝張り後に全体的に薄くかけておくと
        成長が早くなるようです。

      • 芝ストッパー
        室外機や植え込み部分への芝生の侵入を防ぐものです。
        入り組んでいる場所に芝生が侵入すると大変なことになりそうなので、
        地味ですが必須だと思います。


  5. 芝刈り

    芝張り直後はしばらく控えていましたが、しっかり根付いてから芝刈りを始めました。
    芝刈り機は思ったよりも音が大きく、そこまで楽な作業でもなかったですが、
    今のところは飽きずに楽しみながら芝刈りできています。
    壁際などは芝刈機では対応できないため、芝生ハサミも必要になります。

    • 使ったもの
      • 芝刈機
      • 芝生ハサミ

芝生の成長

  • 芝張り直後(5月下旬)
    芝張り直後
  • 1週間後(6月上旬)
    1週間後
  • 2週間後(6月中旬)
    2週間後
  • 3週間後(6月中旬)
    3週間後
  • 4週間後(6月下旬)
    4週間後
  • 6週間後(7月上旬)
    6週間後
  • 8週間後(7月下旬)
    8週間後

費用

ショベルやトンボなどの土作り関連の道具で約14,000円、芝刈機と芝生ハサミで約18,000円、
芝生20平方メートルの購入で32,000円程度で合計64,000円ほどかかりました。

芝生はホームセンターの店頭で購入すれば約10,000円(合計42,000円程度)に抑えられます。

業者に頼む場合は1平方メートルあたり5,000円程度で出来るところもあるようなので、
20平方メートルで100,000円ほどとなります。
業者や庭の状態によっても金額は変わりますが、芝生をネット購入した場合はそこまでのコストメリットはなさそうですね。

自分で土づくりから始めて芝生を張ると業者に頼むよりも愛着が湧くので、
メンテナンスをマメに行ってキレイな状態に保てるという効果はあるかもしれませんが(笑)

メンテナンス方法

3月〜4月

3月頃になると新芽が出始めるので、2月末あたりに芝刈りをして備えるといいみたいですね。
雑草を取り除いて肥料も撒いておくと、新芽が上手く成長してくれるようです。
3月下旬ごろから水やりも週1回ぐらいから徐々に始めした。

今年(2023年)は3月下旬頃から緑化が始まり、4月中にかなり緑化が進みました。
これが毎年見れると思うとなかなか楽しいです。
緑化もするのですが、このタイミングで芝の穂がかなり出てきていました。
環境がイマイチなのかそういうものなのかわかりませんが、
栄養を消費するので穂は刈ってしまった方が良いようです。

5月〜6月、10月〜11月

晴れた日が続いていれば2日に1回、くもりがあれば3日に1回程度で水やりをしていました。
一応葉が細くなっているなどの変化があった際は水やりをするようにしていました。
芝刈りは月に1回程度だったかなと思います。

7月〜9月

雨の日以外は基本的に毎日朝に水やりをしていました。
すぐに気温が上がってしまうので、なるべく早朝に水やりをした方が芝生に良さそうです。
月に2回ほど芝刈りをしていたと思います。

12月〜2月(休眠期)

この時期は水やりはしていませんでした。
茶色く枯れたような状態になってからは、基本的には不要のようです。

まとめ

一年経過した今年(2023年)も芝生が休眠から明けて緑化もかなり進んでおり、
ひとまずは一年で枯れてしまうことはなさそうです。

結構な労力はかかるものの、土づくりや芝張りの作業を楽しめる人であれば、
庭に自分で芝生を張るのはコスパを含めてなかなか良いと思います。

自分で作り上げた芝生が季節によって表情を変えていくのを見ていると、
満足感もあって気分が良いです。

使用した道具や材料

  • ショベル
  • トンボ(代かき)
  • 高麗芝

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  • 芝の目土
  • 芝ストッパー
  • 芝刈機
  • 芝生ハサミ